GBAソフトを代表すると言ってもいいのではおすすめ度
★★★★★
さすがに、「テレビゲームを」とは言えませんでした。
まあ、簡単に言えばミニゲーム集ですよね、これは。
で、ひとつひとつがやたら小さく、
矢継ぎ早に波状攻撃で無限に広がる大宇宙で「死ぬ」までプレイ汁、と。
修羅か羅刹か鬼神かという人でない場合、
メインのモードが1ゲームあたり10分未満といったところでしょうか。
しかしながらプレイ中、時が経つのが本当に早い。
そして、毎プレイが「例外なく」充実感とともに終わります。
ここまでゲーム脳になれたのは、『キングスフィールドU』以来です。
関係ないですか。そうですか。
見てるだけって、眠くなりませんか?
厚化粧は見苦しいだけですよ。
ちょっとでも見識がある人だと、上2行のように、
ついついこれと現在のゲーム業界を照らし合わせてしまいます。
しかし、深刻なゲーム脳の俺にはそういう難しいことは分からないので、
脳汁垂れ流し状態で延々と赤髪ジミーを遊んでいたいと思います。
こちとら、出されたものを選ぶことしかできませんし。
大傑作
おすすめ度 ★★★★★
「ゲームはハードの性能では無い」「最近のゲームは難しくてつまらない」「ゲーム離れしたと自覚している」「任天堂を子供向けと侮っている」と思っている人は、コレをやることを強く強く強く勧めます。
基本的に片手で出来るゲームが死ぬほど詰まってるんですが、死ぬほど詰まったそれらの質はクソな物から面白い物、果ては名作のカットアップまであり、かなりばらつきがあります。
しかし!このゲームの素晴らしいのは、そのどれもが5秒程度でカタが付く所です。しかもしかも、それが矢継ぎ早に繰り出されるのです。更に更に、それが早送りのようにどんどんスピードアップして行きます。「ビシバシ」というゲームを一人用に特化した感触です。
最終的に2秒くらいになる矢継ぎ早に繰り出されるそれらを「ええっと、次の操作は…何だこりゃ?あ、終わった。今ので良かったの??うわ、また次のが来た」等言いながら片手でクリアしていく感触は非常に楽しく、ゲームの本質としての動かす楽しさ「しか」ないゲーム、と言い切れそうです。クソなプチゲームや操作が分からないことすら楽しいです。グラフィックも音楽もポップとシュールとアホの境界線を絶妙に行き来し、更に頭が沸きます。
ゲームを進めるとミニゲームが楽しめるようになりますが、コレらも最高に面白い。個人的に紙飛行機がメチャ燃えです。このゲーム、凄く長く遊べますよ。
概要
あのマリオの敵役、ワリオがゲームプロデューサーとなって次から次へとミニゲームを開発していく。そのゲームをクリアしていき、さらなるゲームカテゴリーを生み出し一獲千金を目指すというアクションゲーム。
本作に出てくるゲームはミニゲームとも言えないほどシンプルな「プチゲーム」。最初のゲームのクリアまでの時間はたった5秒しか与えてくれない。プレイヤーはプチゲームをクリアして15番目に出現するボスゲームをクリアすると、新しい種類のゲームに挑戦できるようになる。
しかしゲームクリアの制限時間は3秒、2秒と短くなっていき、そのスピーディーな展開、クリアまでの緊張感とクリアしたあとの爽快感がたまらない。「最多最速最短ゲーム」のコピーのとおり、このゲームの斬新さは今までのミニゲーム集といったタイトルの常識をはるかに超えている。(樋口浩二)