シューティングのスピード感、緊張感、爽快感共に名作「64」には及ばない。音楽も美しくて壮大で優雅なんだけど何かもったりした感じ。でもスケール感の出し方、物語の劇的展開の上手さはさすがナムコ。従来のキャラを大事にして新たな敵を設定したのも当たりです。グラフィックも美麗。難易度もサクサク進む程簡単。オマケで「バトルシティー」・「ゼビウス」・「スターラスター」という懐かしのファミコンゲームが遊べるのも良い。対戦も含め楽しいゲームには違いない。
新しいスターフォックスおすすめ度
★★★★☆
ドラクエ8はドラクエではないけどドラクエ。こういう評価と全く同じ評価を下す事が出来るのはスターフォックスが初めてです。
自分は64版のスターフォックスもやってきました。当時はすごく面白くて、ゲーム屋さんのお試しプレイを独占しているくらいでした。そしてそれを忘れられなくて、さらにここの評価の良悪を見た上で買ってみました。
実際プレイしてみるとどうでしょう。確かに64版とは違う部分があります。スターフォックスではないけど確かにスターフォックスです。おそらくこれは任天堂*ナムコという新しい形から生まれた新しいスターフォックスだと自分は思いました。新しい形から生み出そうとしている以上は新しい物を生み出す責任があります。
前作の64版が生まれて多分7〜8年位時間が経過したと思います。同じものを生み出すのも良いと思いますけど、これほど時間が経過して同じシステムで仮に出していたらどうなるのでしょうか。ゲームしていて面白いと思いますけど、自分はその反面進歩が感じないときっと思います。
今作も何気にドンパチやっているのは紛れもない事実です。白兵戦というシステムは臨場感も一体感も生み出す一番のシステムです。世界観から言わせてもらえば一年経過しているようなので、アーウィンだけではどうにもならない状態になっていると考えると、白兵戦というシステムも、乗り換えてどうにかするというシステムも、ウルフが加勢する状況も納得をせざるを得ません。対戦も言うことなしです。
魅せるところは見せている。そういうかっこよさがあります。ユーザーが求めているスターフォックスは、任天堂だけで開発したらもしかしたら生まれていたのかもしれません。しかしこのゲームはナムコとの合作です。新しい形から新しい物を生み出す。それがこのスターフォックスというものに詰まっていると思います。
星が4つの理由としては、自分もやはり前作のファンだからです。しかしこれもスターフォックス。言い換えれば新生、アナザーのスターフォックス。自分はそこを認識しているせいか他の皆さんより楽しめているのかもしれません。
まだまだだな・・・って思いはしますが、案外面白かったです。
おすすめ度 ★★★★☆
最初からこう言うのもなんだけど、登場キャラがあまりにもキザイですよ・・・。シューティングする前に、キャラたちが会議みたいなのを開いて話し合いをするのですが、何か見ていてキツイです。あと待ち時間が長くてイライラします。まァ、綺麗な画像だから仕方ないんですけどね。これらのことを除いたら、結構楽かったかなって感じです。頑張ったらトロヒィーを、金銀銅とそれぞれの得点に応じてくれるのですが、難しすぎて金だけが取れませんでした。それでも「やろうかな」って気にさせてくれるからまだ良い方ですけどね。欲を言えば、バリエーションをもっとあらゆる面で、増やして欲しかったかなと思いました。
概要
『スターフォックス』シリーズは初作がスーパーファミコンで登場し、その後もプラットフォームを変えながら、現在まで続く人気シリーズだ。。その4作目にあたる本作は、GCでの登場となる。より磨きのかかったグラフィックでの3D空間のバトルは、初めて手にするユーザーも十分に楽しむことができる、間口の広いゲームだ。
いわゆるシングルプレイモードとなる「シナリオモード」では、難易度に応じてプレイスタイルも変化してくる。『スターフォックス 64』から継承されるストーリーが展開されるので、シリーズファンにはたまらないシーンがあるハズだ。ドラマ性も高く、その展開から目が離せなくなるだろう。仲間と一緒に戦うチーム戦の醍醐味も味わえるようになっており、仲間たちからフルボイスで状況に応じたセリフが繰り出され、臨場感を盛り上げてくれる。
2〜4人対戦の「バトルモード」も進化しており、乗り物の乗り換えや使用できる武器が大幅にパワーアップしている。ステージもバリエーション豊かなラインナップで、これだけでも長い時間遊べるぐらいのつくりこみが感じられる。難易度調整によって、強い人と初心者との乱戦もできるので、ワンサイドゲームになりにくい工夫も好感が持てる。(椎 武男)